1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | TOTAL | |
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登曽根オーシャンズ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 |
ニューダイヤフレンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
早朝からどんよりした雲、時折雨粒が頬に当たる空模様。
例年通り6年生最後の大会としてエントリーした東武杯。
初めて立つ大沼公園グラウンドは、両翼94m、センターは120mとプロ仕様。
負けたら終わりの最後のトーナメント戦。
皆の胸に去来するのは、戻ることのできない時の経過と寂しさか。
勝ち続ける事がその寂しさを紛らわす事ができる唯一の方法。
しっかりと胸を張って戦ってこい!ニューダイヤフレンズ!
スターティングメンバーは
1投 弛まぬ努力で磨き上げたストレート、ダイヤのA とわ #1
2三 湧き上がる野球知識、ハートも熱いプルヒッター だいち #2
3遊 内野守備はダイヤ1 打撃でもライバルに打ち勝つ しょうたろう #6
4捕 声と背中でダイヤをまとめた、ダイヤの打撃三冠 あおい #10
5一 打撃開眼のキャノン砲、内野手の大きな的となれ こうせい #3
6二 はにかみ屋のラッキーボーイ、天真爛漫な自由人 そうま #5
7中 ダイヤ唯一のスイッチヒッター、努力で球を追う ゆうき #7
8右 6年間の集大成をここに。流した汗と涙はダイヤ1 ともき#4
9左 脈々と受け継がれるダイヤ魂の継承者、皆の為に りょう #9
試合前から相手チームを観察すると「だいぶ振れているな」という印象。
とわが相手打線をどこまで抑えられるかが一つのポイント。
初回、先頭打者、2番打者を連続三振に切ってとる。
6年生になってますますピッチングは安定してきた感がある。
2アウトで迎えるクリーンアップ。
3番打者は追い込んでからの上手く抜いた球、
しかしながら相手打者に泳ぎながらも上手く合わされセンター前。
2アウトから5番打者の打球は大きなセンターフライ。
ゆうき追いつくもボールを弾いてしまう。初回1失点。
裏の攻撃、立ち上がりのピッチャーを攻めたいところ。
ワンアウトからだいちが出塁。しょうたろう倒れるも4番あおいがセンター前ヒット!
2アウトながら1、3塁。打席には5番こうせい。
追い込まれてからの苦手な緩いボールをなんとかカットした次の球を強振!
打球はセンター後方を抜けようかという飛球。誰もが逆転と沸き立つ中、
相手センターがダイビングキャッチでこれを捕球。
勢いを一気に持っていかれるビッグプレーをされてしまう。
2回、まだまだ序盤。流れを食い止めるべくダイヤの守り。
ワンアウトからフォアボールでランナーを許す。
続く打者はなんとスリーバントでランナーを進めてくる。
スコアリングポジションから9番打者の飛球は左中間を襲うタイムリー3ベースヒット。
この回も1失点。
ダイヤの攻撃はスコアリングポジションまでランナーを進めるもあと一本が出ない。
3回は先頭打者とわがヒットで出塁、だいちが内野安打で続く。
しょうたろうがきっちり送ってワンアウト2、3塁。
ここでクリーンアップに打順が回る。
4番あおいは打ち上げて2アウト。続く5番こうせい。
泳ぎながらもライト前に弾き返す。。しかしライトからファーストへ返球アウト!
1点が遠い攻撃が続く。
しかし守りでも負けてはいない。
3回はセカンド、ライト間にポトリと落ちそうな飛球。
ともきが突っ込んでこれを好捕!
4回はレフトへの大きな飛球を代わっただんじゅうろうがしっかり捕球。
5回はセンターに抜けようかという打球をしょうたろうが回り込んで捕球、送球しアウト!
締まった戦いは回を重ねていく。
う点差のまま回は6回。最終回に突入。
しっかり守って裏の逆転につなげたい表の守備。
勝ちへの思いが前掛かりになってしまったのか、張り詰めた緊迫感が頂点に達したのか、
先頭打者のセカンドゴロをそうまがアウトにするまでは良かったが、
その後ミスが重なってしまう。
最終回に4失点。勝負を確信するかのように沸き立つ相手ベンチ。
しかし守備の面々はしっかり前を向いて声を出す。
最後の打者を三振に切ってとり、最終回の攻撃に全てを賭ける。
「全力を尽くして頑張ることで報われる。」
「仲間を信じれば必ず勝てる。」
なかなかそういう風にはいかないものです。
ニューダイヤフレンズの最終回の攻撃は、3番からの好打順も三者凡退。
そして無情にも「集合」の審判の掛け声。
涙を拭い整列をするニューダイヤフレンズ。
改めて見ると、成長した姿に逞しさを覚えます。
試合後の挨拶にはベンチからの温かい拍手が向けられました。
試合内容としては最後にふさわしい緊張感のある良い試合だったと思います。
試合後最後のミーティング。
もっとこうやれた。あの時こうしていれば。どうしてこうしなかったのか。。。
負けた事で皆の思いはこんな自分への反省思考が渦巻いたのではないでしょうか。
でも誰一人他の団員を非難する事はなかったはず。
思いを一つに挑んだ東武杯は一回戦で終戦となりました。
頰をつたうのは、冷たい雨かはたまた涙か。
いつか振り返れば張り詰めた緊迫感も、悔しい思いも、良い経験と思える日が来ます。
今日の日の思い出を大切に。