ダイマツスポーツ杯争奪少年野球大会  vs 翼少年野球 (2018/12/9 9:00 総合グラウンド)

急に冬の寒さが到来。

北風と共に六年生は心身ともに充実し、中学へと羽ばたく時期を待つ季節。

そんな喜ばしさと共に、一抹の寂しさが同居する。

このまま寒さが続けば良いと願う季節。

色々な思いが交錯しながらも季節は変わる。

草加市少年野球連盟最終大会。

ダイマツスポーツ杯争奪少年野球大会。

 

初戦を勝ち上がり、本日は二回戦。

対戦相手は常にライバル視している翼少年野球さん。

最高の舞台で、最高の相手との対戦。

モチベーションはMAX！

スターティングメンバーは

1投 ダイヤのA とわ #1

2遊 魅せる球際の強さ しょうたろう #6

3三 プルヒッター だいち #2

4捕 キャプテン扇の要 あおい #10

5一 瀬崎の大砲 こうせい #3

6二 ラッキーボーイ そうま #4

7中 努力家 ゆうき #7

8右 ダイヤの長女 ここみ #8

9左 ディープインパクト りょう #9

 

試合序盤は投手戦。

ダイヤのエースとわと、相手エース、お互いナイスピッチングで幕を開ける。

とわは1、2、3回をパーフェクトピッチング。

打者9人に対し毎回の4奪三振でチームに勢いを与える。

 

ダイヤは3回表、先頭打者りょうが持ち前の思い切りの良さで

レフト前に弾き返し出塁する。

ランナー入れ替わるもツーアウト2塁のチャンスに3番だいちが打席に。

だいちが粘りに粘り、喰らい付いた打球はライト前にポトリ。

ランナーとわが一気にホームに返る！先制はダイヤ！

 

4回表は5番こうせいがショートへの内野安打で3回同様先頭打者出塁。

そうまがきっちり犠牲バントを決め、バッテリーエラーでこうせいは3塁に進塁。

1アウト3塁で打席には7番ゆうき。

日々の努力で基礎体力が付きバットスイングも日増しに鋭く成長したゆうき。

この追加点のチャンスをセンター前ヒットでモノにする！

まだまだチャンスが続き、打席にはここみ。

放った打球はセンターに抜けようかと言う痛烈な打球だったが、

相手ピッチャーの好フィールディングで惜しくも凡退。

一気に流れを持っていけるチャンスだったが一点止まり。

 

4回の裏、打者が一巡し気を付けなければいけない回。

ここまでパーフェクトピッチングだったとわだが先頭打者に四球を与える。

この試合唯一の四球が試合を激戦に導く。

先頭打者の出塁は、攻撃側には勢いを与え、守備側には緊張をもたらす。

必然的にイニング得点率がグッと上がる。

続く相手2番、3番に連続ヒットを許し同点に追いつかれる。

 

取られたら取り返すだけ。5回は先頭のとわがセンター前ヒットで出塁。

2番のしょうたろうの犠打でワンアウト2塁。打席には先程タイムリーの3番だいち！

先程同様だいちが粘る。粘った挙句またもフラフラっとショート後方へのフライ。

落ちると判断したとわはスタートを切るも、打球はショートがグラブに収め最悪のゲッツー。

追加点がどうしても欲しかった場面。スタート判断は強気の表れ！

 

5回の裏の守備。ゲッツーでチャンスを潰した後の守備。

先頭打者をセカンドゴロに打ち取るも、そうまがファンブル。

予想しうる最悪の展開で先頭打者を出してしまう。

だけどここからとわがギヤを入れ換える。いつも助けてくれる仲間のミスを取り返す。

ファーストライナー、三振、ピッチャーゴロ。後続を完璧に抑える！

 

6回表、ワンアウトからこうせいがセンター前ヒットで出塁。

サードまで進むが後続倒れ無得点。

6回裏の守備では先頭打者三振で勢いに乗る。しょうたろうが守備で魅せて無失点。

試合はついに最終回に突入する。

 

7回表の攻撃。先頭打者は代打韋駄天だんじゅうろう。

ピッチャーゴロに倒れるも、守備が乱れて先頭打者出塁！

続くりょうが犠打で送り、ワンアウト2塁で先頭打者とわに回る。

とわの打球はセンター前への小フライ。ポトリと落ちてワンアウト1、3塁。

とわ走ってワンアウト2、3塁で打席にはしょうたろう。

放った打球はサードゴロ。だんじゅうろうホームに突っ込むもタッチアウト。

続く打者は先程タイムリーヒットのだいち。

打球はセンター前に落ちるかと言う飛球。。。しかしセンターがガッチリ捕球。

チャンスは作れているがあと一本。どうしても一点が取れない。

 

7回裏の守備。一点でも取られればサヨナラ負けの緊迫した場面。

ここはダイヤが誇る内野陣が守備で魅せた！

しょうたろう、だいち、そうまが安定した守備。

ファーストこうせいへのストライク送球。

試合はこの世代初のタイブレークへと入る。

 

思い起こせば昨年もダイマツ杯では良い試合だった。

7回1ー0での勝利など、これまで経験したことのない様な良い試合が生まれた。

今年も昨年に引けを取らないナイスゲーム。

初体験のタイブレークでどんな試合を見せてくれるのか！？

 

8回表、タイブレークはノーアウト満塁で前の回からの打順が採用される。

両ベンチから大音量の応援。シビれる展開。

打席にはここまでチームを引っ張ってきたキャプテンあおい！

あおいが放った打球はワンバウンドで無情にもピッチャーのグラブの中へ。

1ー2ー3のダブルプレー。

続くこうせいも倒れ一点も取れない。

責任感あるキャプテンあおい。涙が止まらない。。。

 

この最悪の流れで8回裏の守備を迎える。

しかし、ダイヤの団員は誰も諦めていない。取れなかったらこれまで通り取らせない。

強い思いで一つになる。

先頭打者をピッチャーゴロでワンアウト！3塁走者を牽制で釣り出しツーアウト！

最後はとわの全力投球で三振！

チャンスをモノにできない悔しさに涙するキャプテンの思い。

絶対に勝つ！強い気持ち。ノーアウト満塁を凌ぎ切る！

 

さあ、ここで決めなければ。回は未知の9回表！

タイブレーク、同じくノーアウト満塁で打席にはそうま。

ここでベンチが奇策に出る！初球からスクイズを仕掛ける！

しかし、相手バッテリーは初球をウエストする。そうまのバットが空を切り。

サードランナー憤死。。。

どうしても一点が取れない。そうま三振。ゆうきもサードゴロで無得点。。。

 

続く9回裏。同じく内野は前進守備。外野も長打は捨ててバックホーム体制。

次の攻撃で絶対に決めると言う強い思いで守る。

先頭打者の打球はセカンドそうまへ！

そうま捕って迷わずバックホーム！！

少し送球が逸れる。あおいが身体を張ってナイスキャッチ。

タイミングはアウト。息を飲む一瞬の間。。判定は。。。。。

セーフ！

捕球時に足が離れたと言う判定。

喜ぶ相手ベンチ。うなだれる自ベンチ。

団員たちの目には涙。

 

2018年度草加市少年野球連盟の最終大会。

壮絶な試合の結果、ニューダイヤフレンズの戦いは幕を降ろしました。

振り返ればミスもあった。練習通りのプレーが出来ない場面もあった。

でも最高の試合が出来たと思います。

何かに挑戦したら確実に報われるわけではないのです。

挑戦して報われずに終わることの方が人生では絶対に多いはずです。

だけど挑戦するからこそ報われる結果を得れるのです。

勝利は手に入れられなかった。

でも周りの目には素晴らしい試合を見せてくれた団員達の成長した姿が写りました。

まだダイヤでの活動は終わってない。

この挑戦を続けよう。

そして素晴らしい試合で今度は勝利を手にしよう！

卒団まで残り3ヶ月。

まだまだニューダイヤフレンズの挑戦は続く。